クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

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 円盤型刃物は、与えうる最大のスピードと回転を与えれば、人間など簡単に斬殺できる。

ピピッ
「!?」

 トカレフの弾丸をも避けた『黒い瞳』が、円盤型刃物にスピード負けするなどありえない事だ。 だからこそ、アケミは、『黒い瞳』が円盤をその手で受け止める事に賭けた。

 円盤を放つ時、わざと手を深く切り、たらふく血を塗っておいたのだ。

 『黒い瞳』に纏わりつく三匹の怨霊が動き出す。

 しかし、『黒い瞳』本体は兎も角、怨霊の動きは、それ程速いとは感じなかった。

『怨霊だけが相手なら、部屋から逃れる時間は稼げたはず!』

「!?」

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ドサッ


「命姉さんをあんなにした罪、俺はこれぐらいで許してやる。」


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