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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

 鳳仙圭が手を離すと、命はゴトリと音を立てて床に転がる。 丁度、足元にある頭を踏みつけると、命は唸るような悲鳴を上げた。

 辺りには、殴られた時に折れてしまった歯が、何本か散らばっていた。

『とにかく、大事な人質は、この通り俺の手にあるんだ。 真紀姉さんも、そっちのオマケも、俺の言う通りにしてもらうよ?』

 目を真っ赤に染めながら、鳳仙圭の行動を見続ける雪之絵真紀。 腕組みをする手は、自分の腕を、力一杯握っていた。

『まず真紀姉さんは、廊下を向かって右に進んでくれる? 勿論一人でね。』

『それから、オマケ君は、そこにいる二人が相手してくれるから。』


「あれー?あの人達、知ってるよねー?」

「そうね、何度か私達家族とも戦って、勝負はつかなかったものね。」

「私が戦った中で、五番目と四番目に強い相手。」

「雀将と竜王」

「いいえ、もしかしたら、竜王さんは、私や雪之絵真紀さんよりも強いかもね。」


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