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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

 アケミが男ではない事。 そして、京次も同じ快感を得たという言葉にほだされたて、命は体が受ける刺激に陶酔した。

「京ちゃんにフラれて悲しかったよね? 私が慰めて上げるからね?」

 更には、アケミがタケ子に似ている事が、命の警戒心を薄れさせた。 

 勃起した乳首を、指や舌でこねくるのも飽きたアケミは、体をずり下げ、命の股間に顔を埋める。

 一瞬体を硬直させた命だったが、嫌がる所か、舐めやすいように股を軽く開く。 両足首を縛られている為、膝を軽く曲げて股を開く姿は、はたから見ると滑稽な姿だった。

 アケミは、そんな命を馬鹿にして笑いながら、愛液でベトついたワレメに舌をはわす。

 舌でスプーンの形を造り、下から上に舐め上げると、舌の真ん中に出来た窪みに、命の愛液が溜まる。

 アケミは、その愛液を口の中に収め、味わいながら胃の中に収めた。

 カズ子とあまり変わらない愛液の味。 舌に浸透するような独特の感触が、口の中には何時までも残っていた。

 しばらく口をモゴモゴさせていたアケミは、良からぬ事を思い付いたらしく、チャイナ服に続いて、薄い青のショーツも脱ぎ捨てた。

「私ね、つい最近、京ちゃんにエッチしてもらったばかりなのよ。 中出ししてもらったから、膣の中には、まだ京ちゃんの精液が残っていると思うわ。」

 色を失いかけた命の瞳が、アケミに向けられる。

「どんな味か、知りたいと思わない?」 

 混乱した上に、快感に溺れた頭が、ゆっくり回転してアケミの言葉を理解していく。 

「.....」

 視線を逸らし、ほんの少しだけ残っていたプライドによって、アケミの提案を否定して見せた。 しかし、アケミは笑顔を絶やさず、話を続ける。

「私も、奥さんも、雪之絵真紀も、京ちゃんを好きな女は、全員が京ちゃんの精子の味を知ってるの。 命ちゃん悔しいと思わない?」

「......」

 眉をひそめた命の瞳が潤んで行く。 しばらくして、小さくコクリと肯いた。

 それを見たアケミは、満面の笑みを浮かべて命の猿轡を外した。 そして立ち上がり、体の向きを変えると、命の顔を跨いで、そのまま腰を下ろす。

 命の口元まで下りて来た、アケミの股間。 ぱたぱたと流れ落ちる愛液が、命の顔を汚す。

「舌を伸ばして、中に挿し込んでみて? 京ちゃんの精子の味がするばずだから。」

 命は素直に舌を伸ばし、アケミの膣の中に入れた。

唾液で濡れた命の舌。 しかし、遥かに多量の愛液が、唾液を洗い流す。

 自分の舌が、何者かも解らない女の愛液を味わう。 それを思い、命の顔が苦痛で歪んだ。 しかし、それでも、京次の精子を探して、命の舌はアケミの膣の中を這い回った。

「はぁ...どう?京ちゃんの味、する?」

 予想以上の快楽に、顔を真っ赤に染めたアケミが、そう聞くと、命は、小さく頭を振った。 

「おかしいなあ、命ちゃんは精子の味を知らないから、解らないのかな?」

 息を荒げながら、もっともらしい事を言ってみるが、そうでは無い。

 雪之絵真紀の口から、皆月京次に自分の正体が伝わった可能性が高いと考えたアケミは、最近、京次とは会っていない。

 皆月京次に嫌われる事への恐怖にかられたアケミは、現在、電話すらしていないのである。 まして、京次とエッチなど出来るはずがないのだ。

 アケミは無言で自分の体を倒し、またも命の股間に顔を埋めた。

 シックスナインの形。 驚いた命の舌が、膣から抜けた。

「ダメよ。 舐めてくれないと、私も止めてしまうわよ?」

 アケミの言葉に、命はしぶしぶ舌を伸ばす。

 ペチャペチャと、二人の股間から、同じような音が鳴り始める。  辛そうに舌を動かす命と、喜びに震えて笑うアケミ。

 雪之絵命を、自分が意のままに操っているという現実が、京次を心服させ、真紀を痛めつけていると思い違いをさせていた。

 初めての勝利に、我を忘れるアケミ。

 しかし、部屋の中に響く、ペチャペチャという、お互いの股間から響く淫乱な音。

 命の股間よりも、アケミの股間の方が、若干大きな音が響いている事に気が付いていなかった。


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