産まれたままの姿にされたカズ子は、ベットの上に仰向けに寝かされた。
緊張の為か、熱を帯びた体とは裏腹に、その顔は青ざめていた。
「自分で望んでおいて、そんなに固くなる必要ないじゃない?」
そう言いながらも、アケミは少し安心した。 『鳳仙圭だけでなく、その妹の桐子にまで奴隷扱いされるのだろうか。』などと考えていたが、カズ子の姿を見る限り思い過ごしである。
一糸纏わぬ体が頼りなく思うのか、肢体を意味も無くモゾモゾと動かし続けているカズ子は、女の体に興味のないアケミが見ても、幼くて可愛い。
自分が可愛いと思うエッチな女の子に育てるのも悪くない。 そんな如何わしい事を思いつつ、カズ子の耳に舌を這わした。
「はゃ!?」
そのテの教科書では、口づけから入ると勉強していたカズ子は、完全に虚をつかれて間抜けた声を上げた。
「なぁに? 言いたい事は、言わないと解らないわよ?」
アケミの言葉が、耳に吹きかけられる息吹となって、カズ子を一層感じさせる。
「みみ、みみ、みみ、」
何やらうわ言を始めたカズ子を放っておいて、アケミは耳を重点的に舐め上げる。
ペチャ、クチュ、クチャ、クチャ、ベッチャ、
唾液が塗りたくられる音を、尤も近い場所で聞かされる事により、自分が今いやらしい事をしていると強く認識させられる。
「わたし、今、アケミさんとエッチな事してる...エッチな事してる...」
「どう? 耳って、性感帯であると同時に、こんな効力もあるのよ。 興奮するでしょ?」
耳元で発せられる言葉は、相変わらず耳をくすぐる。
カズ子は、身を捩じらせながら、コクコクと肯いた。
「桐子? 何かして欲しい事ってあるの? それとも、私の好きにしてもいいのかしら?」
「そんなの、アケミさんの好きにして下さい。 私は、アケミさんの物なんですから。」
相変わらず耳をくすぐる言葉に全身を痺れさせながらも、カズ子はそう答えた。
「...そう、それじゃあ、」
「はい?」
不可解な言葉が聞こえたと思い、声を上げたカズ子だったが、アケミはそれを無視して次の行動に入る。
「いい桐子? 一旦始めたら、嫌だと言っても止めないから、今の内に嫌なら言っておきなさい?」
そう言いながら、アケミはカズ子をうつぶせにひっくり返す。 そして腰の下に腕を差込み、お尻を持ち上げる。
「はっ、恥ずかしいです!嫌です!!」
「アソコよりも、お尻の穴見られる方が恥ずかしいもんね。 まあ、嫌なら止めるわ。」
そう言って離れようとしたアケミを見て、カズ子の目が、大きく見開かれた。
「え?え!? 止めるって、全部止めるんですか!?」
「それはそうでしょう。 どうする?止める?」
答えなど解りきっているアケミは、小馬鹿にしたように笑っている。
「ずるい...」
そうポツンと呟いたカズ子。
しかし、潤んだ瞳は期待に満ち溢れている様にしか見えなかった。
未知の経験というものは、退路を断たれると度胸がすわるものだが、今のカズ子は正にそれだ。
「それじゃ、やるわよ? 途中では止めないからね?」
アケミがあらためて念を押すと、カズ子は頭をベットに落とすように力無く肯いた。
若干、股を開いているのでお尻の穴は、むき出しに近い状態である。 どんなに若くて幼くても、褐色の肛門の色は、きっと自分の物と違わない。
そんなつまらない事に安心しながら、アケミは自分の右手の人差し指と中指を舐める。
たっぷりと唾液を付けて濡らすが、まだこれだけでは潤滑油としては心もとない。
アケミは、晒された肛門の下にある局部が濡れているのに目を付けた。
「耳責められただけで、こんなに濡れてるなんてね。 桐子、感じやすい体質って好まれるのよ? よかったわね。」
「...アケミさんは?私の事を好きになってくれますか?」
背中ごしに、こびた視線を向けたカズ子が、少しだけ不安に呟いた。
「好きよ?可愛いわ。」
特に感情を込めるでもなく答えたアケミに、カズ子は、心底嬉しそうな表情を浮かべて見せた。
唾液で濡らした二本の指を、愛液を垂らしたワレメに割り込ませる。
「ああっ!!」
指に愛液を纏わせる為の行為であったが、経験の乏しいカズ子には、愛撫されているのと変わらなかった。 内股を流れる愛液は、シーツを濡らして染みを広げて行く。
「桐子感じすぎ。」
ワレメから指を抜いたアケミは、潤滑油の愛液が乾いてしまわないように、急いで肛門に狙いを定める。
「力抜かないと痛いかもよ?」
「...え? ああ!!」
瞬間、カズ子が悲鳴を上げた。
しかし、アケミは構わず人差し指と中指を肛門にねじり込む。
「いっ痛い!痛いです!!止めて!!」
カズ子が暴れようとするのを、アケミが腰をガッチリ抱えて離さない。
力でアケミを振りほどく事など出来るはずもなく、ずぶずぶと肛門に二本の指の進入を許す。
指が直腸を進む度に、カズ子は泣きながら声を漏らした。 いかに感じやすい体質とはいえ、いきなりこんな事をされて感じる程、特異体質ではない。
カズ子が暴れるのを止めたのを確認したアケミは、左手でカズ子のクリトリスを撫でた。
「はわ!?」
痛みとは違う、痺れるような感覚。
「桐子。こっちに神経を集中して。そうしたら痛くないから。」
アケミがクリトリスを中心に股間をもみ上げると、カズ子はあっさりとその快感に囚われた。
「あっ、あん、はぁ、はあ!ふぅ、ふぁ!」
同時に、肛門から力が抜け、簡単に指が入るようにもなった。
「元々、もっと太いものを出しているものね。」
「あっ!あぁ!!アケ、ミさん!!ああ!!」
アケミの言葉など全然聞こえないかのように、カズ子は喘ぎまくる。
そんなカズ子の姿に、自分も興奮し始めているのを実感しながら、アケミは二本の指を、根元までカズ子の肛門に埋没させた。
カズ子の直腸は、自分の指よりも温かい。
そして、排泄物として流されるであろう固めの汚物が、指の腹で触れる程、肛門に近い場所にあった。 少し細工してやるだけで、簡単でおもらししそうだ。
「女の子だものね。 便秘はしかたないわよね。」
アケミが股間をもむのを止めると、喘ぎまくっていたカズ子が、ガックリと肩を落としうな垂れ、はあはあと全身を使って深呼吸を始めた。
もう、イク寸前だったに違いない。
アケミが、突き入れた二本の指を広いた。
「あう!?」
カズ子の頭が再び跳ね上がる。 直腸ごと肛門を開かれた感覚に驚いて正気に戻ったのだ。
「あっあっ...」
続いて、直腸にある汚物が、開かれた肛門に若干移動したのを感じる。
自分の中から出ようとしている汚物を止めようと、お尻に力を入れてみるが、肛門が開かれている為に汚物は直腸に絞り上げられて、更に外へ向かって加速した。
「アケミさん!止めて! 出ちゃいます!!」
「もう遅いと思うわよ? 直ぐそこまで来てるから。」
「嫌!そんなの見られたくないです!!」
「なんで?可愛いのに。」
怪しく笑い続けるアケミが、そう言いながら、肛門に入った二本の指を抜く。
すると、こげ茶色の汚物が、指に続いて肛門から顔を出した。
「!!」
カズ子が、この世の終わりでも来たかの様に震えだす。
「わああああん!!」
汚物が落ちるのを、股の間から自分の目で確認したカズ子は、泣きながら暴れ出した。
「桐子、この程度で騒がないで。」
アケミが背中から抱きすくめると、カズ子も少しだけ大人しくなった。
「酷いです。 私、全然経験なくて、全然何も知らないのに、こんな事。」
「...別に、普通の行為だと思うけど?」
アケミはノーマルなエッチを、ほとんどした事がない。 『接待』は当然、京次に対しても、イカせようと頑張るアケミの行為は、とてもノーマルとは言えない。
「...これも、普通のエッチなんですか?」
SEXに無知なカズ子が、本気でそんな事を聞くのに対し、「そうだってば。」と答えるアケミも本気であった。
「桐子は私に任せてくれればいいの。 きっと後々、好きな男が喜んでくれるわよ?」
「...私、アケミさん以外の人を好きになったりしません。」
シーツに落ちた汚物を素手で掴んで、邪魔にならない場所へ退かすと、アケミは再びカズ子のお尻に狙いを定める。
肛門に押し当てられた生暖かいものが何なのかは、見えなくても解る。
「アケミさん!汚いです!止めて下さい!! いま出したばかっりなんですよ!?」
「桐子のが汚いはずないわ。」
「誰のでも同じ...ああ!!」
肛門を嘗め回されるカズ子が喘ぎはじめた。 確かに肛門は性感帯の一つではあるが、初めてでここまで感じるのは珍しい。
肛門のシワの間も丹念に舐めながら、指をクリトリスへ持って行く。
「いやああ!!」
勃起したクリトリスは、摘まめるのではないかと思える程に大きくなっていた。 これなら、触るも撫でるも自由自在だ。
カズ子をイカせるつもりになったアケミの行為は、もう止まらない。
舌と指が、容赦無く局部と肛門を刺激する。
艶めかしくなり切れない声を上げて、身を任せながらも堪えようとするカズ子。 しかし、本気になったアケミの責めに、カズ子ごときが堪えられるはずもなかった。
「あああっ!!」
一段と大きな事を張り上げたカズ子の体が反り返る。
股間を弄んでいた左手に吹き付けられた体液に驚いてアケミの動きも止まった。
”潮ふき”というやつだ。
「.....」
時より、ビクンビクンと体を痙攣させていたカズ子の体が、力尽きたようにパタリと倒れる。
「イッた?」
潮のふきかかった左手を舐めながらアケミは聞いてみたが、精根尽き果てた様子のカズ子からは答えは帰ってこなかった。
「.....」
どうやら、気絶してしまったらしい。
「...感じやすいとは、思っていたけどさ。」 呆れて鼻で笑いながらカズ子を眺めるアケミ。
うつぶせに力尽きたカズ子の姿は、かなりみっともない。
膝を曲げて股を広げる様は、カエルの死骸を彷彿させる。
だが、この情けない姿が、カズ子の経験の無さを物語っているような気がして、なんだかとても可愛く思えた。