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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

「ぬん!」 

 自身の言葉通り、皇金はその拳の一撃をもって、屍の骨を打ち砕いて行く。

 以前、学校の教室で皇金に敗れて以来、全身全霊を傾けて修行を重ね、確実に強くなった高森夕矢であったが、鬼神のごとく暴れる皇金には、まだまだ自分の力は及ばない。

 陸刀家ヒットマンの中でも、指折りの実力者、皇金。

 命に顎を砕かれたとはいえ、その実力は今もって健在である。

そして、この皇金に次ぐ強さを持っているのが、この三人。

キン

「輪切りにしてしまえば、もう動けねーだろが!!」

「体に幾重にも巻きつけた九節棍。」

「 全身、何処からでも攻撃可能。」

「俺には、鉄球が、どう跳ねてどう帰って来るか、正確な計算ができる。」

 流石に殺し屋と呼ばれる者達である。

 廊下に群れる死体達を、陸刀のヒットマン達は、何の苦もなく倒して行く。 この三人共、高森夕矢と同等、あるいはそれ以上と見て良いだろう。

 しかし、この中で一番強いのは、皇金や彼等では無い。

「きみ、高森君と言ったかな?」

「!?」

 突然自分の名前を呼ばれた高森夕矢は、驚きを隠さず声を掛けられた方に目を向けると、そこには青い支那服を着た長身の男が立っていた。


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