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改造拳銃の弾よりも速く動く腕を称して、貴時が言った言葉。
「京次さんと同レベルの敵が、ここに居ると言うのですか!?」
皆月京次の実力の一部を、病院の屋上で見た事のある高森夕矢が怪訝な顔を見せた。 あれ程の実力を持った人間が、そう、ぽこぽこ存在するとは思えない。
「ああ、改造拳銃の弾丸を避けられるなんて、俺はオヤジぐらいしか知ねーよ。」
貴時がそう答えたものの、まだまだ常識の範囲内でものを見ている高森から、怪訝な表情が消える事は無かった。
。
「!!」