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クレイモア

屑男 撲滅抹殺委員会!

−前へ歩く−

『君が強くなったのは、生きる為かい?それとも必死になったクチかい?』

必死になりました。

『必死じゃだめなんだよ。必死じゃあ。』

それでも僕は、必死になりました。

『苛められるのが嫌だからです。』

『強くなれば、苛められないで済むと思いますから。』

「そうか」

『とても感謝してますし、尊敬してます。』

『だから、京次さんの背中を守れるぐらいになりたいですね。』

「そうか」

『僕なら男の方と違い、本当の意味で女性の気持ちが解ります。』

『その上で、下心なしで、その人達の力になれると思うんです。』

「....そうか」


生きる為(自分の為)ではなく、誰かの為に。


「何か面白いのか?」

「...いや?」

「別に何も。」

に何も。

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最終話(その十七) 終


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