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友達の少ない皆月京次の、唯一の親友である 君寧明人 が店長を勤めるソープランド。
アケミが勤めていた頃は、客はいつも満杯だったのだが、今のご時勢がそうさせるのか、アケミがそれ程人気者だったのか、とにかく今は閑古鳥が鳴いている状態だった。
お店の待合室のソファーに腰掛ける君寧明人は、昔より少し痩せた。 店の経営に四苦八苦している証拠だ。
「まったくその通りだ。 勿論、あずかってもらう間の生活費は、利子付で俺が払う。」