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屑男 撲滅委員会!

−ブラック・アイズ−

 友達の少ない皆月京次の、唯一の親友である 君寧明人 が店長を勤めるソープランド。

 アケミが勤めていた頃は、客はいつも満杯だったのだが、今のご時勢がそうさせるのか、アケミがそれ程人気者だったのか、とにかく今は閑古鳥が鳴いている状態だった。

 お店の待合室のソファーに腰掛ける君寧明人は、昔より少し痩せた。 店の経営に四苦八苦している証拠だ。

「つまり、店のコンパニオンとして雇うのではく、『俺個人に、しばらく面倒を見ろ。』と、言う訳だな?」

「まったくその通りだ。 勿論、あずかってもらう間の生活費は、利子付で俺が払う。」

「だから、この二人の内のどっちか、あずかってくれい。」

屑男 撲滅委員会!

−ブラック・アイズ−

題四話、「アケミの独白」 前編。


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