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屑男 撲滅委員会!
−ブラック・アイズ−
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『自分と雪之絵は、お互いを他の誰よりもよく理解している。』
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「馬鹿を言わないで。 あなたに、私の何が解るの?」く
「暴力でしか、好きな人の心に残れない私の気持ちが、あなたに解ると言うの?」
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『ライバルとは、元来そう言う物だ。』
好き嫌いではない。 お互いの力を認め合い競い合う間柄。
今日、命とサラを見て思った事が、自分と雪之絵真紀にも、そのまま当てはまると思っていた。
京次がそう思った理由は、十七年前の同じ季節に、雪之絵真紀から申し込まれた最後の勝負が原因。
『こんな風に締めくくるのも、私達らしいと思わない?』
あれは、自分がどれほど嫌われているかを思い知る代わりに、京次の心に残る事が出来る唯一の方法。

雪之絵真紀にとって、あの勝負が、ただ辛いだけの戦いであった事を、本当の意味で知った。
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第六話 (その一) おわり。
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