クレイモア SSS

屑男・撲滅委員会!

 ある年のクリスマス、

  「あ...」

「どうした?欲しい物見つかったか?」

 年に一度のクリスマス。

 小さな女の子の喜ぶプレゼントなど俺にはさっぱりだ。 よって、命自身に選んでもらおうと、カップルや家族で賑わう大きな商店街に連れて来た。

 早速、気になる物を見つけたらしい。

...なんじゃいこりゃあ。

じーーー...

 ん?

 でかくて不細工な熊のヌイグルミを見ながら呆然としていると、何時の間にか、命が俺の顔を見つめていた。

 そして「にこー」と笑ったかと思うと、不細工な熊のヌイグルミの横に置いてある、小さなウサギのヌイグルミを指差した。

「パパ、私、これが欲しい。」


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